【結納当日の流れと口上】

※地域により違いがございます。
(気を付けること)
結納の当日、結納を迎える側は床の間におめでたい絵柄の掛け軸(高砂・日の出・鶴亀など)をかけ、若松などを生けておきます。
慶事の場合、お茶は「にごす」とか「ちゃちゃを入れる」という意味につながる事から、桜茶か昆布茶を用意します。紅白や鶴亀といったおめでたい干菓子などを添えると良いでしょう。
 結納は厳粛な儀式なので、終了するまでは口上と挨拶程度で、世間話など無駄な言葉を交わさない習慣があります。
最近では、結納式に仲人を立てない現代式結納が増えています。そのため、女性宅やホテルでの結納は、両家そろって行われています。

結納の形式

男性側の到着(女性宅) 女性がそろって出迎えします。挨拶は簡単に
 
男性側をお部屋へご案内します。
 
結納品を男性側が飾り、女性側は別室で待機します。
※受書を男性側が用意してくる場合は、前もって渡しておく
 
 

口 上

「本日はお日柄もよろしく、婚約のしるしに結納の品を持参致しました。幾久しくお納めください。」 と述べます。
※ヘギに目録を乗せたものを、口上を述べるとともに女性側へ差し出してください。

 

「ありがとうございます。幾久しくお受け致します。」と受け取ります。

※受書がある場合は、「受書でございます。お納めください。」と述べ、男性側に渡します。
※結納返しセットがある場合は、「結納返しの品です。幾久しくお納めください。」と述べ、男性側に渡します。
※受書、結納返し両方ある場合は、①受書の受け渡し、②結納返しの受け渡しの順で行ってください。

※受書がある場合は「拝見します。」と述べて受け取り、受書を確認します。「お受け取りいただき、ありがとうございました。」と挨拶します。
※結納返しがある場合は「ありがとうございます。幾久しくお受けします。」と受け取ります。
受書、結納返しがない場合は、このステップは飛ばしてください。

「婚約が整い、ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。」と述べます。

※この後、両家が簡単な挨拶を交わしたり、二人がお礼の挨拶をするのも良いでしょう。

儀式が納まりましたら、昆布茶やさくら茶、お干菓子などで歓談し、頃合いを見計らってお祝膳をお出しします。 女性の父親が「行き届きませんが、二人の婚約を祝って乾杯したいと思います。」などと音頭をとって会食を行います。